lundi 15 juillet 2013

フランスへの留学に誘うフランス語コースミーティング開く 学研都市キャンパスで 帰国生3人が座談会

Repris depuis le site de Kansai Gaidai: http://www.kansaigaidai.ac.jp/contents/news/details.php?i=3561&u=%2Fcontents%2Fnews.inc.html

フ ランス語の上達と留学を勧めるフランス語コースミーティングが7月13日、学研都市キャンパスで行われた。約50人の学生が出席。留学プログラムの紹介な どに続いて、まもなく交換留学に出発する学生による留学試験突破に向けた解説や、交換留学を終えた3人がそれぞれの教室に分かれての座談会に熱心に聞き 入った。
 
はじめに企画した学生グループ「フランス語交流会」のリーダー西田宇(ゆう)さん(国際言語学部2年)が開会のあいさつ。自身もこの夏サンテチエンヌ大へ交換留学するが、仲間とともにこの日の主な参加者である1、2年生に向けて留学プログラムを説明した。
 
つ いでカン大学への留学を控えた平川凌大(りょうた)君(同3年)が登壇。入学から留学試験面接までのチャートを示しながら、それぞれの時期にした勉強法を 披露した。1年秋学期に留学試験に失敗して「ヘコむ」と率直に述べながら、具体的な参考書名や自分が参加したフランス語集中講座のメリットなどを示す。そ の上で無理のない学習計画づくりと試験前の体調管理の大切さを強調した。
 
つ いで帰国生3人の座談会には、カン大学でフランス語を専攻した深沢陽香さん▽ESCE(外国貿易高等専門学校)でビジネスを学んだ大津賀なぎささん▽サン テチエンヌ大で主にフランス文学・映画を受講した松野亜実さん(いずれも国際言語学部4年)が出席した。参加者たちはそれぞれの関心に応じて各教室に入っ た。
 
深 沢さんは2学期になってさらにレベルアップし、オーラルの授業では社会や環境問題をグループでプレゼンテーションするように求められた。アメリカ人学生は たばこについて、中国人学生は汚染問題、そして自分たちは原発問題を取り上げたが、1日1回は必ず新聞に目を通し、「新聞ノート」と題して要点を書き留め ていったことなどを明らかにした。
 
大 津賀さんは、個人の意見をはっきりと持って、伝えようとするフランス学生の気質を紹介した。いつもはチャラチャラとしていると思っていた学生が、例えば同 姓婚問題で当時、大統領がサルコジ氏からオランド氏に変わる頃で世論の変化が感じられた時でもあったが、しっかりと自説を披露。意見がないのは「参加意識 なし」と受け止められるので、自分の意見を持つ大事さを強調した。
 
3人とも、留学生活の楽しさなどを撮影した多くの写真を使って解説していた。松野さんは、携帯電話の必要性を指摘し、ガムテープやコンセントなど日本の日用品が意外に役に立つなどの実際の暮らし情報なども丁寧に説明していた。
 
各教室には、フランス語担当の近藤愛紀、傳田久仁子両教授の訪れ、帰国生らに補足となるような質問を投げかけていた。
 
聞き終わった国際言語学部1年の藤本早希さんは「フランスへの留学を希望しています。将来はアフリカで何かしたいと思っていますが、どの時期にどんな勉強をすればいいのか、よくわかりました。現地に立つ。それができれば、もっと自信が付くと感じられました」と話していた。
 
 はじめに留学プログラムなどの説明を聞く学生たち
 交換留学試験の自身の勉強法を披露する平川凌大君(奥)
 座談会で授業でのプレゼンテーションの様子を語る深沢陽香さん
 大津賀なぎささんは「意見をはっきりと言う」フランス学生気質を紹介した
 留学中の生活ぶりなどにも触れた松野亜実さん(奥)